海外出張で節約

海外出張は出費が大きいだけに、節約の意識が大きな差を生みます。がっちり節約しましょう。

学会出張の手配を代行業者に頼んでいる人は、一度自分で手配してみてはどうでしょうか。ある程度海外旅行の経験があれば、結構簡単に手配できます。もちろん値段も格段に安くなります。

一度自分で予約してみればコツがわかるし、次回以降も継続して節約できます。 

 

飛行機

・格安チケット販売サイトでじっくり比較

国内出張同様に、格安チケットを扱っているサイトを比較して予約しましょう。

深夜・早朝に発着する便、また第三国(韓国など)で乗り継ぐ便は安くなります。出張日程に大きな支障がなければ、そういった便を選ぶのもよいでしょう。

 

楽天トラベル

H.I.S.海外旅行(航空券・ツアー情報)

空丸

格安航空券予約サイト スカイチケット

イーツアー

スカイゲート

 

・マイルをためる

マイルを忘れずに貰いましょう。予約確認時にマイレージ番号を機械に入力する、もしくは窓口で伝えてください。

飛行機の半券は旅行が終わるまで捨てずにとっておきましょう。上記の方法でマイルをもらいそこなった場合は、半券を航空会社に郵送することでマイルがもらえます。

 →マイルを集中的に効率的にためる方法は「クレジットカード、マイルで節約」のページ参照。

 

・旅行の荷物はなるべく少なく

航空会社、チケットのランクによって条件は様々ですが、飛行機に荷物を預けると料金がチャージされます。旅行の際の荷物はなるべく少なくしましょう。

 

・学会ポスターの持ち運び

ポスターケースに入れた大判ポスターは預け荷物1ケとしてカウントされることが多いです。料金節約のため、また紛失するリスクを避けるため、手荷物として持ち込めないか窓口で交渉してみましょう。サイズにもよるでしょうが、手荷物として座席に持ち込ませてくれることが時にあります。

布にプリントして折りたたんで持っていくのも荷物を少なくするという面ではいいでしょう。(※そのプリント代をだれが出すのかという別の問題はありますが。)

 

現地での交通機関

・空港からホテルへの交通機関

いきなりタクシーに乗ってしまっては節約になりません。

公共交通機関が使えないか、宿泊予定のホテルが「空港--ホテル」間の無料シャトルバスを運航してないか、事前に確認しておきましょう。

 

・交通機関の回数券

海外の公共交通機関にも「回数券」同様のものがあります。7日間乗り放題の"7 days pass"など。(3日用、5日用のパスも売ってたりします。)

滞在中にその交通機関を利用する回数を概算してみて、パスがお得になるようなら初日のうちに買ってしまいましょう。乗り場の自動発券機、チケット販売窓口、もしくは町のVisitor center(観光案内所)で買えます。

 

10回分の利用料金を払えば、切符代わりの「トークン(その交通機関で使えるコイン)」を11枚くれるところもあります。この場合は2人でシェアしてもいいでしょう。

 

・ホテルのシャトルバス

中級以上のホテルだとホテルがシャトルバスサービスをしていることが多いです。学会場までシャトルバスが利用できないかフロントで聞いてみましょう。

※他の宿泊客との兼ね合いで待たされることがあるのが難点です。

 

・学会のシャトルバス

ある程度大きい学会であれば、学会がシャトルバスのサービスをしていると思います。無料であればしっかり利用しましょう。有料の場合は公共交通機関との、価格・利便性の比較で決めてください。

 

海外旅行保険

空港で海外旅行保険を買う人も多いと思います。実は手持ちのクレジットカードに無料の海外旅行保険がついていることが多いです。一度確認してみましょう。多くの場合は、そのクレジットカードで旅行代金(の一部)を払っていれば、その海外旅行保険が使えます。これで保険代がまるまる節約できます。

※その海外旅行保険が適応になる条件、保障内容は様々ですので、各クレジット会社に確認してください。 

 

両替

滞在先のホテルでも両替はできますが、手数料が高いです。必要な金額は空港等であらかじめ両替しておきましょう。

アメリカ、ヨーロッパの場合は、日本で両替しておくほうが換金レートがお得になることが多いです。

現地通貨への両替は最低限にしてクレジットで支払うほうが安全性を考えてもいいでしょう。

 

日本円で入金しておくと、現地のATMで現地通貨で引き落としができるというカードもあります。

キャッシュパスポート

MoneyT Global

両替商に頼むよりも手数料が安く、デビットカードとしての機能もあるので、使いようによっては便利だと思います。

 

クレジットカード 

海外では、クレジットカードは「信頼の証」としての意味合いもあります。定職についている、支払い能力のある人間、ということをクレジットカードが示してくれます。クレジットカードの提示を求められたときにカードを持っていないと、露骨ではないにしても目に見えない形で不都合が生じうるので、海外に行く際はクレジットカードを持っていきましょう。今持っていなくてこれから作る人は「クレジットカードで節約」の項も参考にしてください。

また、海外ではVisa、Master cardが広く使われており、アメリカではアメリカンエクスプレスも同様に広く使われています。日本ブランドのJCBカードも多くの店で使えるようになってきていますが、日本人があまり行かないエリアでは使えない店もかなりあります。海外に行く機会が多い人は、Visa、Master card、アメリカンエクスプレスのカードをもっておいたほうが無難だと思います。

 

 

宿泊

・オンライン予約サイトで予約

海外のホテルとはいっても、日本語で簡単に予約できます。オンライン予約サイトを見比べて自分で予約してみましょう。

 

Expedia(エクスペディア)

Hotels.com

アップルワールド

 

※海外ホテルに関しては、上記サイトのほうがYahooトラベル、楽天トラベルよりもはるかに充実してます。おすすめ。

 

!海外のホテルを予約する際の注意点!

#1. 治安に注意。あまりにも安いホテルは治安の悪いところに位置している可能性があります。グーグルマップ、ストリートビューでホテル周囲の様子を確認しておきましょう。海外で行動するときは「安全第一」です。

#2. ホテルに着くのが遅くなると、飛び込みできた他の客に予約していたはずの部屋を回されることがまれにあります。到着が遅くなることが分かっているときは、予約の際のコメント欄に記入するなど、遅れることをきちんと伝えておきましょう。"Late arrival guaranteed"とか書いてあるホテルは間違いなく部屋をキープしてくれるので安心です。

#3. 安い料金で予約できる代わりにキャンセルできないという制約付きの予約プランがあります。"Non-refundable"というのがそれです。旅程変更の可能性があるなら気にかけておきましょう。

 

・ルームシェアで宿泊代の節約

日本のホテルはひとつの部屋に宿泊する人数に応じて宿泊料金が増えますが、アメリカでは人数が増えても宿泊料金は変わらないか、わずかに上がるだけです。ツイン等の部屋をだれかとシェアすると日本の場合以上にお得です。気の合う仲間がいればルームシェアしましょう。

ツインの部屋によっては2人だけでなく、ソファベッドなどを利用して3人目が泊まることも可能です。1人で泊まっても3人で泊まっても宿泊料金はあまり変わらないのでお得です。

 

・B&B(ベッド・アンド・ブレックファスト)

アメリカには「B&B」という、家族経営の、住宅を改造した小規模宿泊施設があります。利用したことはないですが、比較的低料金で宿泊できるようです。→ 詳しくは B&B(Wikipedia)

上記Expedia, Hotels.comの検索結果にはB&Bも入ってます。

 

・カウチサーフィンで無料宿泊(!)

登録しているメンバーの自宅のカウチ(ソファー)に泊めてもらうというものです。「無料」で宿泊できます。カウチサーフィンで学会に参加しているというツワモノに遭遇したことはないですが、、、

→ couchsurfing(公式サイト)

  カウチサーフィン(Wikipedia)

 

・ギャンブル好き(!?)は"Hotwire"で予約

Hotwireというホテル予約サイトがあります。この予約サイトでは、他のサイトをはるかにしのぐ激安の料金でホテルを予約できます。ただ、ホテルの予約を確定するまでホテルの名前が分かりません。ホテルの立地しているエリア、設備、価格等はわかるので、その情報をもとに予約するのです。

場所が事前にわからないだけに、公共交通機関から遠かったり、治安の悪いエリアだったり、というリスクがありますが、間違いなく格安で予約できます。「ギャンブル好き(!?)」の方はトライしてみてください。

 

Hotwire (英語サイト)

 

 

食事

・クーポン(Coupon)で割引

アメリカのレストランはCoupon使用で安くなるお店が多いです。もし行きたいお店が決まっているならば、そのお店のホームページをみたり、googleで「店の名前 Coupon」で検索するなどして、お得なクーポンを探してみましょう。

 

・レストランでの食べ残しはBoxで持ち帰り 

アメリカのレストランでは、食事の食べ残しを普通に持ち帰りできます。

お店の人に、"Do you need a box?"とか聞かれたら、持ち帰り用のBox(またはBag)をもらって、夜食や翌日のごはんにしましょう。

向こうから聞いてこなかったら、"Can I have a box?"と持ち帰り用のBoxをお願いしましょう。高級店でも遠慮しなくていいです。

 

観光

・クーポン(Coupon)で割引

目的の観光地のWEBサイト、ホテルやVisitor center(観光案内所)のパンフレットでクーポンを探してみましょう。

 

・JAFカードでAAA割引

日本のJAFに相当するものとして、アメリカにはAAA(トリプルエー)というのがあります。日本のJAFと同様、観光地で入場料などが割引となるサービスをしてます。JAFはAAAと提携しているので、JAFカードを提示すればAAA割引が受けられます。手元のJAFカードを見てください。どこかに「AAA」のロゴがプリントされているはずです。

JAFカードを忘れずに持って行って、博物館等の入り口で、"Do you have a triple A discount?"と聞いてみましょう。

 

・観光情報サイト(トリップアドバイザー)

学会に参加しているとなかなか観光に行く時間がないので、しっかり下調べをして効率よく観光しましょう。時間の節約です。

 

おすすめ観光情報サイト

トリップアドバイザー

 

観光地の口コミ情報サイトです。(ホテルやレストランの情報も)

観光地などは口コミの評価がいい順にランキング形式で表示してあるので、時間のないときは上位の観光地を押さえておけば、外れはないです。